山本章一の性加害事件で連日炎上が続く小学館マンガワン。

その渦中で、担当編集者・成田卓哉氏に関するある情報がネット上を駆け巡っています。

「この人、マツモトキヨシの元社長の息子らしい」。

さらに追い打ちをかけるように、成田氏の過去のmixi(ミクシィ)アカウントが特定され、そこに残されていた投稿内容が「ヤバすぎる」と大騒ぎに。

御曹司疑惑、過去のSNS発掘、そして「なぜこの人はクビにならないのか」という疑問。

調べれば調べるほど、単なる編集者の不祥事では済まない闇の深さが見えてきました。

そもそも成田卓哉って何をした人なのか

まず前提を整理しておきます。

成田卓哉氏は小学館のマンガアプリ「マンガワン」の編集者で、問題の中心にいる人物です。

何をしたのかというと、ざっくり言えばこういうことになります。

 

2020年、担当作家の山本章一氏(本名:栗田和明)が児童ポルノ法違反で逮捕・罰金刑を受けた。

その事実を把握しながら、読者には「私的トラブル」と嘘をついて連載を終了させた。

2021年には被害女性とのLINEグループに参加し、150万円で口止めして連載再開を狙う和解案を提示。

被害者がこれを拒否すると、今度は山本氏にペンネームを変えさせ、2022年から同じ編集者のもとで新連載『常人仮面』をスタートさせた。

しかも作画を担当した女性漫画家・鶴吉繪理氏には、原作者の素性を一切知らせないまま3年間描かせ続けた。

そして2025年には、この作家とのランチ写真をSNSにアップしていた。

 

判決が出たのが2026年2月20日。

小学館がようやく声明を出したのが7日後の27日。

しかしその声明が中身スカスカだと大炎上し、28日に小学館本体が追加声明と調査委員会の設置を発表する騒ぎに発展しています。

で、この一連の騒動の中で浮上してきたのが、成田氏の「家庭環境」と「過去のSNS」に関する新たな情報というわけです。

マツモトキヨシ元社長の息子って本当なのか

ネットで最も衝撃を持って受け止められたのが、成田卓哉氏の父親がマツモトキヨシの元社長・成田一夫氏ではないかという情報です。

これがもし事実なら、編集者としてはかなり異色のバックグラウンドということになります。

 

根拠になっているのは本人の発言

この話の出どころは、意外にも成田氏本人です。

マンガワンの公式YouTube番組「ウラ漫 ―漫画の裏側密着―」の過去の出演回で、「父親はマツモトキヨシの元社長」と自分から話していたとの証言が複数出ています。

画面にテロップまで出ていたという視聴者の声もあり、「当時見てました、ちゃんと言ってました」「テロップがハッキリ出ていた」との報告がXで拡散されました。

父親とされる成田一夫氏は、北海道大学経済学部を1974年に卒業後、リクルートや公文教育研究会を経て、2004年にマツモトキヨシに入社。

2014年に社長に就任し、2017年まで務めた後、会長に。

2018年に「一身上の都合」で退任しています。

マツキヨの歴史の中で「成田」姓の社長はこの人しかおらず、苗字が一致。

さらに成田卓哉氏のプロフィールに北海道関連のエピソードが多いことも符合します。

もちろん、本人や小学館、マツキヨ側からの公式確認は出ていません。

ただ、本人が過去に自ら公言していたとされる以上、ネットでは「ほぼ確定」という扱いになっています。

騒動後にWikipediaの成田一夫氏のページから記述が削除されたり復活したりする動きがあったことも、「隠蔽工作?」と疑いの目を向けられる結果になりました。

「御曹司だからクビにならない」説

この情報が出てからというもの、ネットでは「なぜ成田氏が処分されないのか」の答えとして「御曹司だからだ」という説が一気に広まりました。

 

マツモトキヨシは東証プライム上場企業で、ココカラファインとの統合後は売上高数千億円規模のドラッグストア最大手。

その元社長の息子となれば、小学館としても簡単に切れない事情があるのではないか。

Xでは「マツキヨが広告主だから庇ってるんじゃないの?」「社長の息子をクビにしたら広告引き上げ?」という声も出ています。

実際、小学館のライフスタイル誌やウェブメディアでマツキヨのPB商品が紹介されている例は複数確認でき、広告主としての関係が取り沙汰されている状況です。

 

もちろん、これはあくまでネット上の憶測の域を出ません。

御曹司だから処分されないと断言できる根拠はないし、編集者としてのキャリアは本人の実力で築いた部分も大きいでしょう。

ただ、2月28日現在で成田氏への処分が一切発表されていないのは事実。

その「なぜ?」に対する答えとして、この御曹司説が説得力を持ってしまっているのが現状です。

発掘されたmixi投稿の中身がシャレにならない

御曹司疑惑と並んで炎上の燃料になっているのが、成田氏の過去のmixiアカウントが特定された件です。

これが「ヤバい」と騒がれている理由を、できるだけ正確にお伝えします。

 

特定の経緯

きっかけは、山本章一事件の炎上で成田氏のXアカウントが徹底的に掘り返されたこと。

その流れで過去のmixiアカウントにまでたどり着いたユーザーがおり、2009年頃の投稿がスクリーンショットで出回り始めました。

成田氏の名前、年齢、経歴、趣味嗜好の一致から「本人で間違いない」との見方が主流になっています。

ただし、mixiアカウント自体は現在非公開か削除済みとみられ、直接確認はできない状態です。

 

問題視されている投稿内容

拡散されているスクショの中で特に衝撃を与えたのが、サイパン旅行に関するグループ投稿(2009年頃)です。

旅行の写真や動画を共有するやり取りの中に、性暴力を連想させる表現が冗談として使われていたとされています。

具体的な文言はここでは控えますが、ネット上では「犯罪予告レベル」「性犯罪を軽視している」との反応が大多数を占めました。

 

さらに、大学時代の視聴習慣に関する投稿も掘り起こされています。

強制性のあるジャンルのコンテンツを好んでいたという趣旨の記述がスクショで拡散され、「事件の山本と趣向が似ている」「だから加害者と仲良くなれたのか」と結びつけられています。

 

もちろん、これらは約17年前の若い頃の投稿であり、冗談や下ネタの延長だった可能性はあります。

スクショの改ざんや文脈の切り取りの可能性もゼロではありません。

ただ、山本章一の凄惨な性加害(教え子への排泄物強要、「奴隷」落書き、3年間の性的虐待)という文脈で読まれてしまうと、「若い頃の冗談」では済まされない。

ネットでは「そりゃ栗田(山本の本名)と仲良くなるわ」「変態性癖の趣味とか編集も闇が深すぎる」と、擁護の声はほぼ皆無の状態です。

編集者の「忖度」はどこまで及んでいたのか

ここからは少し冷静に、成田氏がなぜここまで山本氏を守り続けたのかを考えてみたいと思います。

ネットでは「同じ趣味だから」という感情的な解釈が多いですが、もう少し構造的な理由もあるのではないでしょうか。

 

「売れる作家」を手放せない編集者の論理

成田氏はマンガワンの中でもエース級の編集者で、担当作には累計100万部超の『うしろの正面カムイさん』をはじめ、複数のヒット作が並んでいました。

山本章一氏の堕天作戦もWEBマンガ総選挙2019で3位入賞した人気作。

漫画編集者にとって、売れる作家は文字通り「商品」であり「実績」。

それを失うことは、自分の評価を直接下げることを意味します。

 

だから逮捕されても手放さなかった。

被害者を黙らせてでも連載を再開させたかった。

バレないように別名義で復活させた。

こう考えると、成田氏の行動は「異常な忖度」というより、売上至上主義に支配された編集者の合理的な判断だったのかもしれません。

合理的であるからこそ、余計に恐ろしいのですが。

一人ではできない隠蔽の規模

ただし、これを成田氏一人の判断で実行できたかというと、それは無理があります。

新連載の立ち上げには企画会議を通し、編集長の承認を得て、契約書を作り、予算を確保するプロセスが必要。

逮捕歴のある人物を別名義で通すなら、なおさら上の了承なしには動けないはず。

 

事件当時のマンガワン編集長だった和田裕樹氏は、2016年から2022年10月まで在任。

ちょうど山本氏の逮捕(2020年)から再起用(2022年)までの全期間をカバーしています。

元マンガワン作家の江野朱美氏がnoteで「当時の編集長は和田裕樹氏」と名指ししたことで、Yahoo!コメント欄を中心に和田氏への批判が噴出。

和田氏は現在、小学館の別部署に異動しており、LinkedInの削除疑惑も報じられました。

 

2月27日のマンガワン声明では「編集部として責任を重く受け止めております」とありましたが、成田氏の名前も和田氏の名前も一切出ていません

「編集部」というぼんやりした主語で逃げている印象は否めず、ネットでは「個人を守るための声明」「共犯隠し」と受け止められています。

 

フリーランスという「便利な立場」

もうひとつ見逃せないのが、成田氏が長期間フリーランス契約で働いていたとされている点です。

フリーランスは組織の中にいながら、正社員ほど管理されない。

問題が起きれば「あの人は社員じゃないから」と距離を取れるし、逆に本人も「会社の指示でやっただけ」と言いやすい。

責任がどちらにもあるように見えて、どちらにもないように見える

この曖昧さが、今まさに小学館の「処分できない状態」を作り出している可能性があります。

成田氏のSNSは掘り返され続けている

騒動初期の2月27日頃、「成田氏のXアカウントが消えた」という情報が一時流れました。

ただし2月28日時点で確認したところ、アカウント自体は存在しており、過去の投稿も閲覧可能な状態です。

「消えた」という情報は、表示バグやブロック、あるいはユーザーの勘違いが原因だったようです。

 

むしろ問題は、アカウントが残っているからこそ起きています。

過去に投稿された山本氏との飲み写真、食事の様子、常人仮面の宣伝投稿、そして判決前後の日常ポストまで、片っ端からスクリーンショットで保存・拡散されている。

特にネットで話題になったのが、事件について一切触れることなく日常の推し活投稿を続けていたこと。

「被害者がPTSDで苦しんでる横で、なんでそんな平常運転でいられるの?」という声がSNSに溢れています。

 

本人にとっては日常の一コマだったのかもしれません。

でも事件を知っている側から見ると、その温度差が「この人には反省がない」と映ってしまう。

mixi投稿の発掘と合わせて、成田氏の人間性に対する不信感は収まる気配がありません

小学館の対応は「後手後手」の連続

ここまで成田氏個人に焦点を当ててきましたが、組織としての小学館の対応も振り返っておきます。

 

2月27日、マンガワン編集部がようやく声明を発表。

「一路一=山本章一」と公式に認め、「本来であれば起用すべきではありませんでした」と謝罪。

ただし約300文字の短文で、具体的な再発防止策はゼロ。

Xでの告知は画像貼り付けのみ、リプライ欄は批判で埋め尽くされ、投稿更新で批判コメントが非表示になったとの報告まで出て、「隠蔽体質は謝罪文でも健在か」と叩かれました。

 

翌28日、批判の嵐を受けて今度は小学館本体が追加声明を発表。

「人権・コンプライアンス意識の欠如があった」と認め、弁護士を加えた調査委員会の立ち上げを発表しました。

ただ、これも「第三者委員会」ではなく社内主導の形で、透明性に疑問の声が上がっています。

同じ28日、日本漫画家協会も声明を発表

成田氏や小学館を直接名指しはしなかったものの、出版社に対して「透明性のある調査」「被害者への配慮」「再発防止策」を求めるという、業界団体としては異例の対応でした。

事態が一出版社の問題から、業界全体の信頼問題へと拡大していることがわかります。

作画者・鶴吉繪理氏が明かした「知らなかった」真実

この騒動で忘れてはいけないのが、常人仮面の作画を3年間担当した鶴吉繪理氏の存在です。

鶴吉氏はXで「過去の件は全く存じ上げておりませんでした」「報道やSNSで知った」と明確に声明を出しています。

山本氏とは「マンガワン会合で一度会ったのみ」で、やり取りはすべて担当編集者(成田氏)経由だったとのこと。

 

名義変更についても「事情があるのだろうと受け止めていた」と振り返っており、まさか原作者が性犯罪者だったとは夢にも思っていなかったことが伝わってきます。

「作品は絵空事だからこそ、現実で人を傷つける行為があってはならない」という鶴吉氏の言葉は、閲覧数百万規模で拡散され、多くの人の胸を打ちました。

 

鶴吉氏を知らないまま加害者と組ませていたのは、紛れもなく編集部の判断です。

作画者にすら真相を伝えなかったことの責任は、成田氏個人だけでなく、承認した上層部にも当然及ぶはずです。

「なぜクビにならないのか」への現時点の答え

最後に、多くの人が感じている疑問をまとめておきます。

なぜ成田卓哉氏は、ここまでのことをしていながらクビにならないのか。

 

現時点で考えられる要因を並べると、こうなります。

御曹司という背景がもたらす「切りづらさ」。

広告主との関係に配慮した忖度の可能性。

和田元編集長との共犯的な関係性が処分のブレーキになっている可能性。

フリーランス契約が責任の所在を曖昧にしている構造。

そして何より、小学館自体が性加害の隠蔽を「仕方のないこと」と考えてきた組織文化

 

2月28日に設置が発表された調査委員会の結果次第で、この先の展開は大きく変わるでしょう。

ただ、調査委員会が「第三者」ではなく社内主導である点に、すでに懐疑的な声が上がっているのも事実です。

 

被害女性はDIDとPTSDを発症し、今も後遺症に苦しんでいます。

鶴吉繪理氏は何も知らないまま描き続けた3年間と、突然奪われた作品を抱えています。

マンガワンの連載作家たちは、自分の意思に関係なく「黙認した側」に立たされるプレッシャーと闘っています。

 

過去の投稿を掘り返されても、御曹司の背景が暴かれても、責任は逃れられない。

ネットの怒りがそう簡単に収まらないのは、根本的な部分でまだ何も解決していないからです。

新たな動きがあり次第、引き続き追っていきます。

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