ブラジルとモロッコどっちが強い?日本が勝てる可能性を徹底比較!
正直に言うと、この組み合わせ表を見たとき、思わず「うわっ、これは厳しい」と声が出てしまいました。
グループCのブラジルとモロッコが、最終的にまさかの勝ち点も同じ7で並んでしまったのです。
しかも直接対決はまさかの1対1。
どちらが上に来るかで、日本が決勝トーナメント1回戦、いわゆるラウンド32で当たる相手がまるごと変わってしまうという、なんとも落ち着かない状況になっています。
ブラジルといえば世界最多5度の優勝国で、ヴィニシウス・ジュニオールという反則級のドリブラーを誇る国です。
一方のモロッコは、2022年カタール大会でベスト4まで勝ち上がった、まさに北アフリカの刺客そのもの。
どちらに当たっても簡単な相手ではないというのは百も承知ですが、それでも「どっちの方が日本にとってマシなのか」というのは、多くのサポーターが気になっているところではないでしょうか。
この記事では、最新の試合結果とデータを踏まえて、ブラジルとモロッコの力関係、そして森保ジャパンがどちらと当たれば勝機が大きいのかを、できるだけ感情論を抜きにして整理していきたいと思います。
ブラジルとモロッコはどっちが強い?
まずは土台となる二チームの実力差を、はっきりさせておきましょう。
ランキングや結果だけ見ると拮抗しているように見えますが、その内訳を覗いてみると、案外わかりやすい構図が浮かび上がってきます。
グループCは最終的に決着がつき、ブラジルが2勝1分で勝ち点7で1位、モロッコも同じ2勝1分で勝ち点7ながら、得失点差でわずかに譲って2位という結果に落ち着きました。
勝ち点だけ見れば、まさに紙一重の戦いです。
これこそが面白いところで、世間が思っている以上に両者の実力差は詰まっているように見えてきます。
直接対決を振り返ってみると、前半21分にモロッコが先制し、32分にヴィニシウス・ジュニオールの個人技でブラジルが追いついて1対1で終わっています。
ボール支配率はブラジルがやや上回ったものの、シュート数ではモロッコの方が多かった試合で、決定力こそブラジルが上ですが、チャンスの数や粘り強さという面ではモロッコも全く引けを取りませんでした。
「ブラジルが本気を出せば普通は突き放せるはず」と思う方もいるかもしれませんが、相手の守備網がそれを最後まで許さなかった、というのがこの試合の本質だったと考えられます。
FIFAランキングを見ても、ブラジルが6位前後、モロッコが7位前後とかなり近い位置にいます。
この僅差そのものが、両者の実力が拮抗していることをそのまま物語っているように思えてなりません。
ブラジルの武器は説明不要のヴィニシウスを中心とした個の破壊力で、さらに今大会では981日ぶりに代表復帰したネイマールも合流し、グループ最終戦のスコットランド戦でベンチから登場しました。
ネイマールがついに2026W杯に出場🇧🇷🔥
これでブラジル大会から4大会連続の出場に👏
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— Fooootest(サッカーブログ) (@Fooootest) June 24, 2026
そのスコットランド戦ではヴィニシウスが2ゴールを記録し、3対0の快勝でグループC1位を確定させています。
個で殴れる選手が複数人いるチームというのは、正直どこからでも試合をひっくり返せるので、対戦相手としては一番厄介な部類に入るはずです。
一方のモロッコは、2022年大会でベスト4まで勝ち上がった主力の多くが残っていて、組織としての完成度がそもそも高いのが特徴です。
DFラインを担うアシュラフ・ハキミやヌサイル・マズラウィといった選手たちは、攻守両面での意識が非常に高く、ボールを奪った瞬間のカウンターの速さは今大会でも際立っています。
ブラジル戦でも、決定力では一歩譲ったものの、最後まで足を止めずに戦い抜いた粘り強さは見ていて頼もしいものがありました。
たとえるなら、ブラジルは個々の剣豪が一人で道を切り開いていくタイプ、モロッコは隊列を崩さずに少しずつ前進していく集団戦タイプ、というイメージが近いのかもしれません。
こうした対照的なスタイルが、今大会で互角という評価を生んでいるのではないでしょうか。
ブラジルはモロッコ戦のあと、ハイチ戦で勝利し、続くスコットランド戦も3対0で快勝してグループC1位を確定させました。
モロッコもスコットランドに1対0、ハイチに4対2と勝利を重ねて2位通過を決めています。
【試合終了】
🇲🇦モロッコ 4-2 ハイチ🇭🇹
モロッコが逆転勝利で決勝トーナメント進出🔥
ハイチ相手に自力を見せつける
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どちらも初戦の引き分け以降は勝ち続けているわけで、調子を落としているわけでは全くありません。
むしろ大会が進むごとに状態を上げてきているという点で、ラウンド32に向けての勢いはほぼ互角と見ていいでしょう。
ちなみに、こういう「個の力」と「組織の力」の対立構造は、サッカー以外の場面でもよく見かける気がします。
一人の天才に頼る組織と、全員が同じ意識で動く組織のどちらが優れているという単純な答えはありません。
だからこそ、この二チームの対戦はいつも見ていて飽きないのだと思います。
日本代表が勝てる可能性が高いのはどっち?
ここからが本題と言ってもいい部分です。
結論を先に申し上げると、私はモロッコの方が日本にとって勝ちやすい相手だと考えています。
ただ、これはあくまで現時点の情報からの推定であって、絶対の保証ではないということは先に断っておきたいと思います。
森保監督は1位通過したいと言っているので同じ考えかもしれませんね。
【森保監督「1位通過したい」】https://t.co/AhzAAuj3q7
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まず組み合わせの仕組みを整理しておきましょう。
グループCはブラジルが1位、モロッコが2位で確定したため、ラウンド32ではブラジルがグループF2位のチームと、モロッコがグループF1位のチームと対戦することがすでに決まっています。
【速報】
🏆W杯 グループCの全日程が終了
1位 🇧🇷ブラジル
2位 🇲🇦モロッコ
———————————————
3位 🏴スコットランド
4位 🇭🇹ハイチ pic.twitter.com/mDpqz62th2— Madridista 92:48 (@RMCF_Minuto93) June 25, 2026
つまり日本がグループFを1位で突破すればモロッコと、2位で突破すればブラジルと当たる構図です。
日本はオランダ戦2対2のドロー、チュニジア戦4対0の完勝という結果を残しており、グループF最終節のスウェーデン戦の結果次第で1位か2位かが決まります。
この記事を書いている時点では最終節がまだ行われていないため、どちらの相手と当たるかは確定していませんが、せっかくなので両方のケースについて勝てる可能性を考えてみたいと思います。
目安として勝率を数値化するなら、ブラジル戦は25〜35%程度、モロッコ戦は40〜50%程度というのが妥当な感覚値ではないでしょうか。
もちろんこの数字に厳密な根拠があるわけではなく、あくまで戦力差や戦術の噛み合わせから逆算した目安として捉えていただきたいところです。
ブラジル戦の確率が低めになる理由はシンプルで、ヴィニシウスやネイマールのような個の力で局面を破壊できる選手を相手に、組織だけで90分間完璧に抑え続けるのはどう考えても至難の業だからです。
ヴィニシウスが3試合連続でMOTMに選出🇧🇷🏆
現在のブラジルを牽引する絶対的エース🔥
📸@ESPNFC pic.twitter.com/v9yUMQUz9O
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1対1で剥がされる場面が一度でも生まれれば、そこから失点までは一瞬という展開も十分にありえるでしょう。
それでも日本にとって心の支えになる事実があります。
2025年10月14日に行われた国際親善試合で、日本はブラジルを3対2で破っているのです。
それまで13回対戦して未勝利だったブラジルから、後半に南野拓実選手、中村敬斗選手、上田綺世選手が立て続けに得点して逆転するという、歴史的としか言いようのない勝利でした。
あの試合を生で見ていた方なら、後半の畳みかけるような攻撃に背筋が震えたという感覚を覚えていてもおかしくありません。
親善試合と本大会のノックアウトステージでは緊張感も重みも全く違うので、同じ結果が再現される保証はありませんが、少なくとも「絶対に勝てない相手ではない」という自信の根拠にはなっているはずです。
モロッコ戦の確率が高めになる理由としては、戦術的な相性の良さが大きいと言えます。
モロッコの攻撃はカウンター中心で、低いブロックを構えてじっくりボールを支配されるタイプの相手に対しては、決定的なチャンスを作りにくいという傾向があるのです。
日本は欧州組の質と組織的な守備、そして素早い切り替えで試合を作るスタイルなので、似たタイプ同士のぶつかり合いになりやすいと言えるでしょう。
似たタイプというのは、噛み合わせの細かい部分で勝負が決まりやすいということでもあるので、そういう意味では日本にもしっかり勝機が見込めると考えていいのではないでしょうか。
板倉滉選手や伊藤洋輝選手、冨安健洋選手といった欧州の第一線で経験を積んだディフェンダーたちのフィジカルと判断力は、もうモロッコの選手たちと十分に渡り合えるレベルに来ていると言ってよさそうです。
さらに言えば、日本はグループステージ初戦のオランダ戦でも2対2と食い下がっており、格上相手に真正面からやり合っても崩れない芯の強さを今大会で示しています。
この一戦だけを切り取っても、決して大味な引き分けだったわけではなく、終盤まで勝ち越しのチャンスを伺う場面があったほどです。
そうした経験の積み重ねが、モロッコのような組織型の強豪と当たったときに、きっと生きてくると考えられます。
ただし勝率はあくまで目安に過ぎません。
サッカーは番狂わせがいくらでも起きるスポーツなので、25%の方が実現することも当然ありうるわけです。
その点は、参考程度として受け止めていただけると幸いです。
ブラジルとモロッコの強さを検証
ここでもう少し、1対1ドローの内容を掘り下げてみたいと思います。
というのも、この結果の裏側にこそ、両チームの本当の力関係が隠れているように思うからです。
試合の流れを振り返ると、前半はモロッコが積極的に仕掛ける時間が長く、21分に先制点を奪っています。
組織的に連動しながらブラジルの守備の隙を突いた、決して偶発的とは言えない得点でした。
ところが32分、ヴィニシウス・ジュニオール選手が一人でその均衡を破ってしまいます。
誰かの崩しを使ったわけでもなく、自らのドリブルで局面を変えてしまうあたりが、まさに彼の異質さを物語っているのでしょう。
後半に入ってからはブラジルがボールを握る時間が増えましたが、モロッコは集中力を切らさずブロックを保ち続け、結果として1対1のまま試合を終えています。
数字で見ても、なかなか興味深い試合でした。
ボール支配率はブラジルがやや高かったものの、シュート数ではむしろモロッコの方が多く打っていて、決定機の質と量という観点では決してブラジルの一方的な展開ではなかったことがうかがえます。
ブラジルが押し込んでいたはずなのにシュート数で負けていたというのは、それだけモロッコが効率よくボールを前に運べていたということなのかもしれません。
そう考えると、この1対1という結果は決してフロックではなく、両チームの実力が実際に拮抗していたことを示す、かなり納得感のあるスコアだったと言えそうです。
なぜこのように真逆の強みを持つ二チームが、今大会でほぼ互角の評価を受けているのでしょうか。
個人的には、サッカーというスポーツが「個の質」と「組織の質」という二つの異なる軸で評価されるスポーツだから、というシンプルな理由に尽きると考えています。
ブラジルはヴィニシウスやネイマールという、相手が何人いようと関係なく一人で局面を変えられる選手を持っています。
モロッコはハキミやマズラウイを中心に、誰かが一人で目立つわけではないけれど、全員が同じ意識で連動して守り、連動して攻める組織力を持っているのです。
どちらが正解というわけではなく、ゴールという同じ目的に向かうルートが違うだけなのだと考えると、この勝負の面白さがより伝わってくる気がします。
一方でモロッコにも、低いブロックを敷かれた際の攻撃バリエーションの少なさという課題が見られるのも事実です。
逆に言えば、相手にボールを持たせてもらえる試合展開になったときこそ、モロッコの一番の怖さである一発のカウンターが牙を剥くということでもあります。
この裏表の関係性を理解しておくと、次の対戦相手がどちらに転んでも見方が変わってくるのではないかと思います。
森保ジャパンが決勝トーナメントで勝つためには
最後に、日本がどちらの相手と当たっても結果を残すために必要なポイントを整理しておきたいと思います。
まず土台として、チュニジア戦の4対0という結果は素直に評価していいでしょう。
ボール支配率は57パーセントとしっかり試合を支配し、攻守の切り替えも速く、内容と結果がきちんと一致した完勝でした。
板倉滉選手、伊藤洋輝選手、冨安健洋選手という欧州の強豪クラブで主力を張るディフェンダーたちが最終ラインを締め、その前で堂安律選手や鎌田大地選手、伊東純也選手、中村敬斗選手らが攻撃のリズムを作るという形が、今の森保ジャパンの完成度の高さを示していたのではないでしょうか。
あの試合を見て「これは今までの日本とは違う」と感じた方も、それなりにいたはずです。
ブラジルと当たった場合の最大のテーマは、間違いなくヴィニシウスとネイマールへの対応になってきます。
この二人を1対1の状況で自由に仕掛けさせてしまうと、どれだけ組織で守っていても崩される可能性が高いので、まずは複数人での挟み込みやコースの限定で、できるだけ孤立した1対1の場面そのものを作らせないことが重要になってきます。
ネイマールはブランクを経た復帰直後ということもあり、コンディション面での隙が完全にゼロとは言い切れない部分もあるので、強度の高いプレスでリズムを乱す入り方も一つの手になりそうです。
そして攻撃面では、奪ったボールを素早く久保建英選手や鎌田大地選手のテクニックにつなげ、人数をかけずにシンプルに仕留めるカウンターの精度が鍵になってくると考えられます。
正直なところ、90分間ノーミスで守り切るというのは現実的に難しい注文だと思いますので、多少のピンチを覚悟しつつ、それを上回る攻撃のクオリティで殴り返すくらいの覚悟が必要になるのかもしれません。
モロッコと当たった場合は、右サイドのハキミを起点にした速攻と、堅いブロックをどう崩すかが最大の課題になります。
サイドの裏のスペースを消すための中村敬斗選手や堂安律選手たちの戻る意識、そしてセットプレーの精度がそのまま試合の行方を左右しそうです。
モロッコは低いブロックを敷いた相手への攻略にやや苦労する傾向があると先ほど触れましたが、これは裏を返せば、日本がボールを保持しながら丁寧に崩していく時間を増やせれば、向こうの攻撃機会そのものを減らせるということでもあります。
チュニジア戦で見せたような組織的なポゼッションと、サイドチェンジを使った揺さぶりを再現できれば、十分に主導権を握れるはずです。
焦って縦に急ぎすぎず、じっくりとボールを動かしながら穴を見つけていくくらいの落ち着きがあると安心できます。
どちらの相手であっても、悲願のベスト8以上に進むためには、板倉・伊藤・冨安を中心とした守備の安定と、欧州組の技術を生かした攻撃のスピード感を両立させることが何より大切になってきます。
正直、ブラジル戦は会心の出来が求められる一発勝負になりそうですし、モロッコ戦はいつも通りの強さを出せれば十分に勝負になる、そんな温度差が感じられます。
ただ、どちらの相手であっても日本が一番恐れるべきなのは、相手の知名度に飲まれて普段通りのプレーができなくなることなのかもしれません。
チュニジア戦のような落ち着いたゲームコントロールを再現できれば、相手がどこであっても臆する必要は全くないはずです。
どちらが相手になるにせよ、そこは森保監督とチームの判断にお任せしたいと思いますし、ここまで積み重ねてきたチームの完成度を信じて、悔いのない一戦を見せてくれることを心から期待したいと思います。
グループFの最終結果が出るまでは落ち着かない日々が続きますが、その分だけ最終節を見届ける楽しみも増えたと思えば、これもなかなか悪くない巡り合わせかもしれません。
