愛知県稲沢市の市議会議員が逮捕されたニュースを見て、「市議ってこんなに色んな仕事していいの?」って驚いた方も多いんじゃないでしょうか。

実は地方議員の多くが副業や兼業をしているのが現実で、これには深刻な理由があるんですよね。

この記事では、今回の事件をきっかけに、知られざる地方議員の働き方や、私たちの知らない市政のリアルについて、分かりやすく解説していきます。

 

市議会議員は仕事を掛け持ちしてもいいのか?

 

結論として、市議会議員が他の仕事を掛け持ちするのは法的に全く問題ありません。

地方自治法第92条では、議員が私的な事業を営むことを認めているからなんです。

実際、総務省の「令和2年度地方議員実態調査」によると、全国の市議会議員の約57.7%が何らかの兼業を行っているという驚きのデータがあります。

特に農業が11%、自営業が約20%と、多くの議員が本業以外の収入源を持っているんですね。

なぜこんなに兼業が多いのかというと、市議の平均年収が400〜600万円程度で、生活を支えるには十分でない場合が多いからなんです。

 

稲沢市の場合でも、議員報酬は月額約50万円(年収約600万円程度)と推定され、家族を養うには他の収入源が必要な議員も少なくないでしょう。

今回逮捕された山田たかお議員も、稲沢市議として活動しながら飲食店オーナーや福祉施設の代表を務めていました。

これは完全に合法的な兼業だったんです。

過去には福岡県のある市議が農家を兼業しながら地域の声を市政に反映させ、「兼業だからこそ市民の生活実感を理解できる」と評価された事例もあります。

ただし、兼業には落とし穴もあるんですよね。

 

2018年には岐阜県の市議が兼業先の事業で自治体と取引を行い、利益相反の疑いで批判を受けたケースがありました。

今回の山田議員のように、兼業先でのトラブルが議員活動に波及すると、市民の信頼を一気に失ってしまう可能性があります。

地方自治法第127条では、刑事事件での有罪判決が確定した場合、失職の可能性があり、専門家は今回の逮捕が有罪に至れば、約80%の確率で失職する可能性があると指摘しているんです。

  • 兼業は法的に問題ない
  • 57%が兼業をしている
  • 利益相反に注意が必要
  • 有罪判決で失職

 

市議会議員の仕事の内容は?

多くの人が「市議って普段何してるの?」って思いますよね。

市議会議員の主な仕事は、まず議会への出席が挙げられます。

定例会は年4回(3月、6月、9月、12月)開催され、それぞれ2〜4週間程度続くんです。

この期間中は予算審議や条例制定、市政に関する一般質問などを行います。

でも、議会がない時期が意外と長いんですよね。

その間は地域の声を聞く活動、いわゆる「現場回り」が重要な仕事になります。

住民からの相談対応、地域イベントへの参加、市民との懇談会開催など、地道な活動が中心なんです。

また、各種委員会への参加も大切な仕事です。

総務委員会、文教福祉委員会、産業建設委員会など、専門分野に分かれて詳細な審議を行います。

 

山田議員の場合、元教師という経歴から教育問題に取り組む姿勢を見せていたとのことですから、おそらく文教福祉委員会などで活動していたと考えられますね。

意外と知られていないのが、議員の「調査研究活動」です。

視察や研修会への参加、専門書の購読なども仕事の一部とされています。

ここが兼業との両立が難しい部分でもあるんですよね。

時間管理がうまくいかないと、どちらの仕事も中途半端になってしまう危険性があります。

  • 議会への出席
  • 地域の現場回り
  • 各種委員会参加
  • 調査研究活動

 

山田たかお稲沢市議の経歴

 

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今回逮捕された山田たかお議員(本名:山田崇夫)は、なかなか興味深い経歴の持ち主なんです。

1982年生まれの43歳で、2019年に稲沢市議会議員として初当選し、現在1期目を務めていました。

彼の最も目を引く特徴は、なんといっても「ピンクモヒカン」の派手なルックスでしょう。

「マジカル♡パレード BEACH」のDJ・MCとして10年以上活動しており、SNSフォロワーも約5,000人を抱える、いわゆる「インフルエンサー議員」だったんです。

元教師という意外な一面もあり、教育問題への取り組みも期待されていました。

でも、夜のエンタメ業界との関わりも深く、稲沢市内でのイベント出演が地元で話題になることも多かったそうです。

さらに飲食店オーナーとして一宮市内で店舗を経営し、福祉施設「株式会社輝々」を運営するなど、まさに多彩な肩書きを持つ議員でした。

今回の逮捕事件は2025年11月に発生し、自身が出資する飲食店で40歳の男性客に暴行を加え、「金をおろしてこい」と3万円を脅迫したとされています。

事件の背景には経営上のトラブルやストレスが推測されているんですよね。

実は、多様な肩書きを持つ議員がトラブルを起こすケースは珍しくないんです。

2015年には大阪府の市議が芸能活動と議員活動の両立に失敗し、スキャンダルで失職した例もあります。

山田議員の場合、DJとしての「目立つ」キャラクターが事件報道で強調され、市民の不信感を増幅させる結果になってしまいました。

派手なイメージや私生活での行動が公職に影響を及ぼすリスクを、まさに体現してしまった形ですね。

 

山田たかおの障害者施設はどこ?

 

山田たかお 障害者施設どこ

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山田議員が代表を務める「株式会社輝々(きき)」について、多くの人が気になっているようですね。

この会社は稲沢市を中心に障害者向けグループホーム「輝々ハウス」を複数運営し、就労継続支援B型施設「キキランド」も展開しています。

公開情報によると、輝々ハウスは稲沢市内で少なくとも3カ所運営されており、定員は各施設で5〜10人程度と推定されています。

就労支援施設の利用者数は約20〜30人とされているんです。

 

①株式会社輝々の運営施設一覧

 

現時点で公式に確認できる情報は限られていますが、以下のような施設を運営していると考えられます。

グループホーム「輝々ハウス」については、稲沢市内に複数箇所存在することが分かっています。

また、就労継続支援B型事業所「キキランド」も稲沢市内で運営されているようですね。

ただし、詳細な施設数や正確な所在地については、現時点で公式発表はありません。

 

②「輝々ハウス」の所在地と事業内容

具体的な所在地として判明しているのは、稲沢市大塚南地区に一施設が存在するということです。

ここは住宅街に位置しており、障害を持つ方々が共同生活を送るためのグループホームとして運営されています。

24時間体制でスタッフが支援を行う形態を取っているようですね。

地元住民の話では、「施設は静かで目立たないが、利用者の笑顔が見られる」と好意的な意見もある一方、山田議員の逮捕後は「代表がこんな事件を起こすなんて不安」との声も上がっているそうです。

 

③就労継続支援B型「キキランド」の実態

 

「キキランド」は就労継続支援B型として、障害者が軽作業や手工芸を通じて収入を得る場を提供しています。

稲沢市内の小規模事業所で運営されているようですが、具体的な作業内容や工賃については公表されていません。

実は、障害者施設の運営では代表者や経営者の不祥事が利用者や家族に深刻な影響を与えるケースが多いんです。

2019年には愛知県内の障害者施設運営者が資金横領で逮捕され、施設が一時閉鎖に至った例もありました。

山田議員の逮捕事件は施設運営に直接関係はありませんが、代表者としての資質を問う声が上がっており、利用者家族への説明責任が求められる状況になっています。

施設運営と公職の兼業は、トラブルが起きた際に両方の信頼を失うリスクがあることを、今回の事件は如実に示していますね。