2026年ミラノ・コルティナオリンピック、「りくりゅう」こと三浦璃来選手と木原龍一選手がフィギュアスケートペアで日本史上初の金メダルを獲得しました。

ショートプログラム5位からフリーで世界歴代最高得点158.13点をたたき出しての大逆転劇に、日本中が震えましたよね。

そんな感動の余韻の中、テレビでも観ない日はないりくりゅうペア。

ネット上でじわじわ広がっているのが木原選手の「目」についての話題です。

「左目が内側に寄って見える」

「斜視なの?」

「なんで治さないの?」

そんな疑問に、この記事でまるごとお答えします。

斜視の原因・種類・スマホとの関係・手術の現実まで、木原選手の話を入口に幅広く深掘りしていきます。

木原龍一の左目が「寄り目」に見える理由

木原選手の写真や映像をじっくり見ると、左目が鼻側(内側)に向いているように見える場面があります。

 

木原龍一の左目 斜視 治らない 原因 理由

X

これは「内斜視」と呼ばれる状態で、両目の視線が同じ方向を向かず、片方の目が内側にずれて見える症状のことです。

「斜視」という言葉だけ聞くと深刻な病気のように感じますが、実は日本人の約2〜3パーセントに見られるありふれた状態です。

木原選手本人からの公式なコメントはありませんが、「木原龍一 寄り目」「木原龍一 斜視」という検索ワードは増加傾向にあり、多くの人が気づいていることがわかります。

自分や家族に似た症状があれば、なおさら「いつからなのか」「原因は何か」を知りたくなりますよね。

SNSで広がる三つの反応

木原選手の目についてのネット上の声は、大きく三つに分かれます。

最も多いのは共感と称賛の声です。

「私も同じ内斜視で、人前に出るのにずっと勇気がいる。木原選手の活躍が本当に力をくれる」という投稿には、たくさんの「いいね」が集まっています。

同じ症状を持つ人にとって、木原選手の存在はただのスポーツ選手以上の意味を持っているのです。

次に多いのが擁護の声で、「目のことをからかうような投稿を見て、思わず反論してしまった」という言葉に多くの共感が集まっていました。

そして純粋な疑問の声として、「内斜視ってスポーツのパフォーマンスに影響しないの?」という問いかけも。

この疑問には、この記事でしっかりお答えしていきます。

木原龍一の斜視はいつから?原因を時系列で探る

タイトルにもある「いつから?」という疑問、まず結論からお伝えします。

木原選手の斜視は生まれつき、あるいは乳幼児期に発症した「先天性内斜視」とみられています。

1995年頃、3歳前後の写真にすでに同じ特徴が確認できるとされており、ジュニア期・学生時代の写真でも一貫して同じ状態が見られます。

成長とともに症状が変化した様子はなく、ずっと同じ状態が続いているのです。

「脳震盪のせい」説は成立しない

「木原選手は2019年に練習中の事故で脳震盪を経験しているから、目への影響では?」という説がネット上で一部流れています。

複数のハードな怪我歴があるだけに「何かあったに違いない」と連想されがちですが、3歳の写真という動かぬ証拠がある以上、この説は成立しません。

外傷による「後天性斜視」は眼筋や神経が損傷を受けて発症するもので、幼少期から一貫している症状とはまったく性質が異なります。

「怪我の影響」という説は、善意の心配としても的外れだと言えるでしょう。

 

先天性内斜視の特徴と原因

先天性内斜視を持つ子どもは、生後6ヶ月以内に症状が現れることがほとんどです。

目が内側に大きく寄るため、親がすぐに気づいて眼科を受診するケースが多いです。

主な原因として挙げられるのは遺伝的な素因や遠視との関連で、眼筋の異常や神経支配の問題が絡むこともあります。

多くのケースで原因が特定されないこともあり、家族性(遺伝)が見られることもあるのが実情です。

治療は早期に始めるほど効果が出やすく、眼鏡による視力矯正や、必要に応じて幼児期の手術が選択されます。

ただし、治療を行っても完全に正常な状態になるわけではなく、症状を軽減するのが現実的なゴールです。

木原選手も幼少期に眼鏡を使っていたという情報があり、何らかの対処をしてきた可能性は十分あります。

成長の中で症状が残ったとすれば、それは治療を怠ったのではなく、それが自分の目の特性として体に刻まれた結果なのでしょう。

スマホの見すぎで斜視になるって本当?

「スマホを見すぎると斜視になる」という話、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

これは木原選手の斜視とはまったく別の話ですが、現代人にとって非常に重要な情報なのでしっかり解説します。

木原選手の先天性内斜視はスマホといっさい関係ありません。

しかし「スマホ斜視」は別の問題として、今まさに眼科医が警鐘を鳴らしている現代病のひとつです。

スマホ斜視のメカニズム

近年、10〜20代を中心に急増しているのが「急性内斜視」、通称「スマホ斜視」です。

スマートフォンやタブレットを30cm以内の近距離で1日4時間以上見続けることで発症するとされています。

近くのものを見るとき、人の目は両眼を内側に寄せる「輻輳(ふくそう)」という動きをします。

これが長時間・高頻度で繰り返されると、眼球を動かす内直筋が過度に緊張し、遠くを見るときにうまく緩まなくなるのです。

特に子どもは手が短く画面が顔に近くなりがちで、視機能が未熟なためリスクが高いとされています。

主な症状は、目が内側に寄る、ものが二重に見える複視、遠近感の低下、眼精疲労、頭痛など。

「最近スマホを使った後に目が疲れやすい」「ものが二重に見えることがある」という方は、放置せず眼科を受診することをおすすめします。

スマホ斜視のセルフチェックと予防法

自分や家族に症状がないか、簡単にチェックする方法があります。

5メートル先の目標物を両目で見て、次に片目ずつ交互に隠してみてください。

片目だけで見たほうがはっきり見えると感じる場合は、内斜視の可能性があります。

鏡で正面を向いたときに黒目が内側に寄っていないかの確認も有効です。

予防のポイントは画面との距離を30cm以上確保すること、「20-20-20ルール」(20分使用したら20秒間、約6m先を見る)を習慣にすること。

1日の使用時間を4時間以内に抑え、寝転がっての使用や暗い場所での使用も避けましょう。

早期であれば使用制限だけで回復するケースも多いですが、固定化すると手術が必要になることもあるため、気になる症状が出たらできるだけ早く受診してください。

斜視でも世界一になれる理由

「内斜視があるのに、なぜあれほど精密なペア演技ができるのか?」

答えは人間の脳の驚くべき適応力にあります。

脳が「自分なりの見え方」を作り上げる

斜視がある場合、脳は斜視眼からの映像を自動的に抑制し、優勢な片目中心の視覚を構築します。

複視を避けるための脳の防衛反応で、「利き目の固定」とも呼ばれます。

また左右の目を素早く切り替えて使う「固視交代」で広い視野を維持する機能も発達します。

完全な立体視ができなくても、影・物の大きさ・動きのスピードなどから距離感を判断する「モノキュラーキュー」という補完機能が高まるのです。

つまり「立体視ができない=距離感がない」ではないということです。

長年の競技トレーニングを通じて、木原選手の脳はこの補完機能を極限まで高めてきたのでしょう。

Xのある投稿に「同時視ができないのに使う目が交互に切り替わるからスポーツには不利なはずなのに、木原選手からはそれをまったく感じさせない強さがある」という、同じ症状を持つ当事者の言葉がありました。

内側からの言葉だけに、ずしりとした説得力があります。

 

りくりゅうの演技と斜視の関係

「りくりゅう」ペアの技術は、世界トップレベルの中でも別格です。

投げジャンプ、リフト、ツイストといった高難度技は、パートナーとの数センチ単位の精度が求められます。

三浦選手を高く持ち上げるリフトの瞬間、木原選手は相手の位置・高さ・重心を瞬時に把握しなければなりません。

これが内斜視の状態でできているのは、長年の練習で培われた感覚と、脳の高度な空間認識の賜物です。

2月25日の記者会見で木原選手は「積み上げた練習を信じることができた」と語っていましたが、その言葉は視覚という土台にも当てはまるのではないでしょうか。

木原龍一が「治さない」を選んだ理由

「なぜ治さないの?」という声は、悪意よりも純粋な疑問として多く聞こえてきます。

ここが今回の記事でいちばん伝えたい核心部分です。

斜視手術の中身とリスク

斜視の治療手術は、眼球を動かす外眼筋の位置や長さを物理的に調整し、目の向きを整えるアプローチです。

大人であれば局所麻酔・日帰りも可能で、成功率自体は高い手術です。

しかし術後の経過が一筋縄ではいかないのが正直なところです。

手術後、多くの患者が一定期間「複視(ものが二重に見える状態)」を経験します。

通常は数週間〜数ヶ月で解消されますが、稀に慢性化するケースも報告されています。

逆方向に目がずれる「過矯正」や、時間が経って元の状態に戻る再発リスクもあり、「手術を2回受けたが結局戻った」という体験談もネット上に少なくありません。

「手術すれば即解決」とは言えない現実が、そこにあります。

アスリートにとって手術が意味すること

一般の人とトップアスリートでは、手術リスクの重み方がまったく異なります

ペアスケートにおいて視覚は文字通り命綱です。

パートナーとの呼吸を合わせるタイミング、高速移動中の空間認識、リフトの距離感と高さの把握——これらすべてが精密な視覚情報を土台にしています。

術後に複視が出れば練習への復帰が大幅に遅れ、長年かけて構築してきた感覚が根底から崩れる可能性があります。

手術が成功したとしても、適応期間のリスクを考えれば現役中に踏み切るのは相当な「賭け」です。

 

「治らない」ではなく「治さない」という合理的判断

木原選手の場合、正確には「治らない」のではなく「治さない」という能動的な選択をしている可能性が高いです。

幼少期に何らかの治療を経験し、それでも症状が残ったとすれば、大人になってからの手術は「改善」ではなく「新たなリスクを引き受けること」になります。

7年間積み上げてきた感覚システムを、今さら手術でリセットする必要があるでしょうか。

内斜視の状態のまま世界歴代最高得点をたたき出した事実が、「治さない」という選択の正しさを証明しています。

今の体と感覚のまま頂点に立てているなら、それが答えなのです。

子どもの斜視が心配な親御さんへ

木原選手の話題をきっかけに「うちの子も斜視かも」と心配になった親御さんもいるのではないでしょうか。

子どもの斜視は早期発見・早期治療が何より大切です。

日常で見られるサインとして、黒目が内側や外側に寄っている、頭をよく傾ける、片目をよくつぶる、ものによくぶつかるなどが挙げられます。

疑わしい症状があれば、ためらわず小児眼科を受診してください。

稀に網膜芽腫などの重大な疾患が隠れているケースもあり、早期受診が非常に重要です。

治療は視力検査から始まり、眼鏡矯正、アイパッチ、視能訓練、必要であれば手術という流れが一般的です。

視力と両眼視の発達には「8歳頃まで」という期限があるとされており、この時期を逃さず根気強く続けることが弱視予防・立体視獲得への近道です。

アイパッチをシール貼りやご褒美制度で楽しくする工夫など、子どもが前向きに取り組める仕掛けが治療継続の鍵になります。

見た目の違いからからかわれることもあるため、子どもの自己肯定感を守る声かけと学校への説明も大切にしてあげてください。

斜視を持ちながら活躍する有名人たち

木原選手だけではありません。

斜視を持ちながら第一線で活躍している著名人は、実はたくさんいます。

国内では堂本光一さん、山下智久さん、唐沢寿明さんなどにも内斜視・外斜視との指摘があり、それぞれの分野でトップを走り続けています。

スポーツ界でも、元フィギュアスケートの浅田真央選手が斜視の指摘を受けながら高難度ジャンプを成功させてきた例があります。

これらの事例が示すのは、斜視は「目が見えない」ではなく「目の特性がある」状態だということです。

長年のトレーニングで脳が補完機能を高めることで、多くのケースでパフォーマンスを最大化できるのです。

「斜視があるから無理」ではなく「斜視があっても工夫できる」——その視点の転換が、どれだけ多くの可能性を開くか。

木原選手の金メダルは、その最もドラマチックな証明です。

金メダルの先にある木原龍一の生き様

2月25日の記者会見で木原選手はこんな言葉を残しています。

「心が折れそうな瞬間もあったけど、応援してくれるみなさんとパートナーの璃来ちゃんと一緒に最後まで走り抜けることができました」。

腰椎分離症、脳震盪、肩の怪我、一時は引退を考えるほどの苦境を乗り越えての金メダル。

33歳で世界歴代最高得点をたたき出した事実は、やはり驚異的です。

将来の目標として「日本をペア大国にしたい」「2人でペアの指導者になることが目標」と語った言葉には、自分の経験と体の特性すべてを次の世代へ伝えようとする覚悟が感じられます。

木原選手は斜視についてメディアで語ることはほとんどありませんが、その生き様が雄弁に示していることがあります。

体の特性をハンデと決めつけず、それと共存しながら磨き続けることで、想像もしなかった場所まで到達できる——その証明を、氷上で見せてくれたのです。

「内斜視で人前に立つのに勇気がいる」と打ち明ける人たちにとって、木原選手の演技と結果は金メダルをはるかに超える価値を持っているのではないでしょうか。

目の見え方がどうであれ、あの氷上で繰り広げられた世界は本物です。

「完璧な体」ではなく「自分の体への深い理解と適応」こそが、人を頂点へ連れていく。

それこそが、木原龍一という人間が教えてくれる一番大切なことかもしれませんね。

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